格安SIMの半額通話はiPhone利用者にはハードルが高い

多くの格安SIMでは国内通話料が半額になる仕組みを提供しています。

iPhoneでもAndroid端末でも半額通話の対象になりますが、使い方を間違えると半額通話の対象になりません。

特にiPhoneユーザの場合、折り返し電話や不在着信履歴からの発信などは普通に電話しても半額通話にならないので注意が必要です。

ここでは半額通話機能の注意点と、iPhone、Android端末それぞれでどんな操作をすれば良いかを見ていきます。

半額通話の仕組みについて

細かい説明はしませんが、この後の話にも関わってくるので簡単に触れておきます。

半額通話機能は、相手の電話番号の先頭にプレフィックス番号と呼ばれる番号を付けて電話することで国内通話料が半額になる仕組みになっています。

例えば相手の電話番号が「090-1234-5678」だとすると、「0037-68」を先頭に付けて「0037-68-090-1234-5678」に電話をかけることになります。

「0037-68」は楽天モバイルの契約者が電話をかける場合に使う番号で、他のMVNOを利用中の場合は、各社専用の番号を使います。

電話をかける度にプレフィックス番号を付けるのは面倒ですので、MVNO各社は専用アプリを提供し、アプリから通話してもらうことで自動でプレフィックス番号をつけて電話ができるようになっています。

格安SIMのかけ放題オプションと半額通話の関係について

半額通話機能を提供しているMVNOのかけ放題オプションは、プレフィックス番号をつけて電話をかけることが前提になります。

かけ放題オプションに加入している人がプレフィックス番号をつけないで電話をかけてしまうと、かけ放題が適用されないばかりか国内通話料半額も適用されないので、通常の通話料でかけた時間分だけ請求がきます。

※UQモバイルとワイモバイルは半額通話機能を提供していないので、プレフィックス番号もありません。この2社だけは普通に電話をかけただけでかけ放題が適用されます。

iPhoneで折り返し電話をすると半額通話にならない

ここまでで、格安SIMの半額通話にはプレフィックス番号が必要なことはわかりましたが、iPhoneで着信履歴やロック画面の不在通知から折り返し電話をすると半額通話になりません

理由は、iPhoneにはプレフィックス番号を付ける機能がなく、折り返し電話の場合は格安SIMの専用アプリを介した電話にはならないので半額通話が適用されません。

同様に、WEBサイトに表示された電話番号をタップして直接電話をかける場合も専用アプリを介した電話ができないので半額通話が適用されません。

MVNO各社の専用通話アプリのレビューを見ていると、着信履歴を見ることができず不便である、として評価を下げている人が多数います。

これはApple社の制約により標準の電話アプリの発着信履歴にアクセスできずアプリ開発者にはどうすることもできないのです。つまり、作ってないのではなく作れないということです。利用者は着信履歴を見ることができないのを受け入れて専用アプリを使うしかありません。

iPhoneから電話をかける場合の動作パターンと半額通話適用有無をまとめると、以下のようになります。

  • MVNOの専用アプリから発信 ⇒ 半額
  • 標準の電話帳アプリから発信 ⇒ 通常料金
  • 標準の通話アプリの発信履歴から発信 ⇒ 通常料金
  • 標準の通話アプリの着信履歴から発信 ⇒ 通常料金
  • WEBサイトの電話番号をタップして発信 ⇒ 通常料金
  • ロック画面の不在着信通知から発信 ⇒ 通常料金

電話をかける動作パターンはたくさんあるのに、半額通話になるのは専用アプリからの1種類のみというのはかなり不便ですね。

おそらく年配の方などは操作方法を何パターンも覚えるのについていけない人も出てくるのではないかと思います。スマホをよく使う人にとってもかなりのストレスになりますし、直感的な操作で着信履歴からそのままかけてしまうケースもあると思います。

現に私もWEBサイトから直接を電話をかけてしまい、かけ放題オプションに加入しているのに適用されないことがありました。

専用アプリ以外からの発信パターンで半額通話を適用したい場合はどうすれば良いかと言いますと、

電話帳アプリからの発信であれば、MVNOの通話アプリに連携された電話帳から電話をかければ良いのですが、

標準アプリの発着信履歴、WEBサイト、不在着信履歴から電話をかけたい場合は、いったん電話番号をコピーして専用アプリを起動してかける、という手順を踏む必要があります。しかも、コピーの仕方がそれぞれ異なるので相当不便です。

以上のように、iPhoneで直感的な操作で電話をかけると半額通話が適用されないケースが多くありますので注意してください。

Android端末では折り返し電話でも半額通話にできる

Android端末についてはiPhoneとは異なり着信履歴を見ることができるため、iPhoneよりは便利ですが、ロック画面の不在着信通知からの発信など、専用アプリを介した通話ができない操作方法もあります。

しかし、Google Playに公開されている「Quick電話」という個人の開発者が作っているアプリを使えば解決できます。

Quick電話で発着信も管理できますし、プレフィックス番号を付けて発信する機能も付いているため、折り返し電話、WEBサイトからの電話、不在着信履歴からの発信も全てこのアプリだけで行うことができます。

ただし、標準の通話アプリからの発信には対応していませんでしたので、必ずQuick電話以外は使わないようにする必要があります。

Quick 電話- ダイヤラー & 連絡先 アプリ
Quick 電話- ダイヤラー & 連絡先 アプリ
開発元:miruker apps
無料
posted withアプリーチ
標準の通話アプリからの発信でもプレフィックス番号を付けてくれるアプリが2つあったので紹介します。
使い慣れてない人からすると、状況によって通話アプリを使い分けるのは難しく嫌気がさしてくることもあるので、一度設定してしまえば標準の通話アプリだけで事足りるのはありがたいです。
 
IIJmioの半額通話を使いたい人には「mioプレフィックス」というアプリが使い勝手が良いです。
シンプルかつ十分な機能なのでみおふぉんユーザは必須だと思います。。
mioプレフィックス
mioプレフィックス
開発元:Yuichiro Okuyama
無料
posted withアプリーチ
もう1つは「多機能でんわ」というアプリです。
こちらは標準の電話アプリで発信する場合も自動でプレフィックス番号をつけてくれるので便利ですが、通話終了後、端末のホーム画面ではなく多機能でんわアプリのホーム画面が表示されたり、設定する度に大きめの広告が出るのが人によっては気になるかもしれません。
多機能でんわ(通話タイマーや発信確認、プレフィックスなど多機能電話アプリ)
多機能でんわ(通話タイマーや発信確認、プレフィックスなど多機能電話アプリ)
開発元:コシノ アツシ
無料
posted withアプリーチ

なお、Android端末は機種による違いが大きいのでここに記載した方法が使えない機種があるかもしれません。必ず自己責任で確認して頂くようお願いします。

今回、動作検証にはZenfone Max Pro(M2)(ZB631KL)を使用しました。全ての機種で同様の動作を保証する記事ではありませんのでご了承ください。

まとめ

UQモバイルとワイモバイル以外の格安SIMの半額通話およびかけ放題オプションはプレフィックス番号を付けて電話をかけることでその対象になります。

iPhone利用者が着信履歴から折り返し電話したりWEBサイトから電話するとプレフィックス番号がつけられないので半額通話の対象にならず、ひと手間かけて専用アプリから通話しないといけないのはやはり不便です。

単純に電話ができれば良い程度の人に、〇〇の場合はこのアプリから、△△の場合は別のアプリから発信するように、と説明してもなかなかわかってもらえないことが多く、何度説明しても使い方を間違えることもあります。

そのため、半額通話やかけ放題オプションを検討している人はAndroid端末で利用することをおすすめします。

iPhone利用者はワイモバイルのスーパーだれとでも定額なら月額1,000円で時間、回数とも無制限のためこちらを利用すれば迷うことはありません。

 

こちらの記事に半額通話やかけ放題オプションを持つ格安SIMの一覧をまとめていますので併せてご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です