〇〇ペイが乱立する中、2019年7月にサービス開始した7payで900人、5,500万円の不正利用されるという重大な事故が起きました。
セキュリティの危険性が叫ばれるなか、従来からあるsuicaでいいんじゃないの?と思う人もいると思います。
これから〇〇ペイを使いたいと考えている人のために、スマホでのキャッシュレス決済サービスであるモバイルsuicaとPayPayの違いやメリット・デメリットを見ていきます。
目次
これだけ知っておけば良いたった1つのこと
モバイルsuica・・・ICチップが内蔵されたスマホでしか利用できない
PayPay・・・アプリが動くスマホなら何でも使える
これだけです。モバイルsuicaは端末を選ぶ、PayPayは端末を選ばない。
ICチップ内蔵というのは、いわゆるおサイフケータイ対応のスマホのことです。おサイフケータイは日本のメーカー製スマホには付いている場合が多いですが、海外メーカーのスマホは付いてない場合が多いです。
ちなみに、当サイトで紹介するSIMフリースマホはおサイフケータイ非対応のものが多いです。理由は、私が良いと思うスマホが海外メーカーのものが多いからです。
価格と性能のバランスが取れたスマホという観点だと、中国、台湾のメーカーに分があるかなという印象です。
参考までに、おサイフケータイ対応のSIMフリースマホのメーカーを挙げておきます(端末によって非対応のものもあります)。
- SONY
- 富士通
- SHARP
- HTC
HUAWEIやASUSといったメーカーは低価格でそこそこの性能のスマホを作っているのですが、SIMフリースマホでおサイフケータイに対応している端末は基本的にないと思います。ドコモ版ならあったりするんですけどね。
支払いの手軽さに違いはある?
モバイルsuica
⇒決済用の端末にタッチするだけ
PayPay
①アプリに表示したQRコードを店舗の機械で読み取ってもらう
②店舗のQRコードをアプリで読み取って自分で金額を入力する
手軽さで言えば断然モバイルsuicaが上です。タッチするだけなので説明書不要で迷うこともなく簡単に使えます。
一方、PayPayの方はアプリを起動しないと支払いができません。店舗によっては自分で金額を入力する必要があるため時間がかかります。初めて使う場合は大体迷います。実際に私も迷いましたし、PayPayの使い方がわからないお客さん待ちでレジが混みあっている様子も結構見かけます。
参考までに
使える場所は?
歴史が長い分、やはりモバイルsuicaの方が使える場所は断然多いです。駅やコンビニはもちろん、スーパーやレストラン、ドラッグストア、コインパーキングなど生活の全般に関わるお店で使えます。
一方、PayPayが使える場所は増えてきており、コンビニ、ドラッグストア、飲食店などでは比較的多く使えるようになってはいますが、まだまだこれからという印象を受けます。実際、歴史の浅いサービスなので今後に期待、というところです。
PayPayのメリット・デメリット
<メリット>
- スマホ端末を選ばない
- ポイントバックのキャンペーンが多い
- 利用履歴の表示件数に制限なし
<デメリット>
- 歴史が浅いため使えるお店がまだまだ少ない
- 支払いに少し時間がかかる
モバイルsuicaのメリット・デメリット
PayPayとの裏返しにはなりますが書いておきます。
<メリット>
- 使えるお店が多い
- ワンタッチで支払いができて簡単
<デメリット>
- スマホ端末を選ぶ(おサイフケータイ対応端末のみ)
- ポイントバックのキャンペーンが少ない
- 利用履歴の表示件数は100件まで
セキュリティの安全性は?
モバイルsuicaもPayPayも同等だと思います。どちらもアプリ起動時に認証チェックをかけているので、仮にスマホを盗まれたり落としたりした場合も悪用はされにくいようになっています。
ただ、チェックをかけていても突破される可能性はゼロではないので、利用者自身も注意する必要があります。
まとめ
モバイルsuicaを使いたい人はおサイフケータイ対応のスマホしか使えない、PayPayを使いたい人はおサイフケータイの対応有無に関係なく使える、という点が一番大きな違いです。
PayPayを例に話を進めてきましたが、楽天ペイやLINE Payなどの〇〇ペイという名前のサービスは大体同じようなものなので、例えば、楽天会員なら楽天ペイを使ってポイントを貯めるなど、他の関連サービスと組み合わせて使えばよりお得に使えると思います。
今後、キャッシュレス決済はどんどん進んでいきますので、これから使ってみようと考えている人は是非参考にしてください。SIMフリースマホの購入を検討している人にも参考になると思います。
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