縦長6インチクラスのスマホが流行っている昨今で、一風変わった中華スマホをAmazonで発見しました。
Unihertzという会社が作ったAtomです。超小型なのに極厚という時代に逆行するフォルム。モバイルガジェット好きの心をくすぐります。
欲しい!でも3万円・・・。
ちょっと冷静になってみる。Amazonレビューは高評価。
ただ、中華製品のAmazonレビューで高評価なものはサクラが多いと個人的に思ってます。
ちょっと怪しい日本語、フルネームの日本人名、どのレビューも画一的な表現、悪評価が少ない、という傾向が見られたらほぼサクラだろうと私は勝手に判断しています。
で、Atomのレビューを見たところ、それぞれ自分の文章で書いている感じを受けたのでポチっとしてみました。
結論から書くと、私にとっては大当たり。Amazonレビューで誰か書いてましたが、刺さる人には刺さる、という表現がぴったり。
ということで、前置きが長くなりましたが、Atomのレビューをしていきます。
Atomの公称スペック
幅×高さ×厚み | 45×96.6×18.8(mm) |
重量 | 108g |
画面サイズ | 2.45インチ |
解像度 | 240×432 |
OS | Android 8.1 |
CPU | MT6763(ARM Cortex-A53 2.00GHz) |
GPU | Mali-G71 |
コア数 | オクタコア |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
アウトカメラ | 16MP(1,600万画素) Auto Focus |
インカメラ | 8MP(800万画素) Fixed Focus |
SIM | nanoSIM×2(DSDV) |
microSD | なし |
FDD-LTE | B1/B2/B3/B4/B5/B7/ B8/B12/B13/B17/B18/ B19/B20/B25/B26/B28A/B28B |
TD-LTE | B34/B38/B39/B40/B41 |
3G | B1/B2/B4/B5/B8 |
2G | 850/900/1,800/1,900MHz |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n (周波数帯域:2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
FMラジオ | 搭載(ワイドFM対応) |
バッテリー | 2,000mAh |
充電端子 | USB-C |
イヤホンジャック | あり(3.5mm) |
センサー | 指紋認証(前面)/加速度センサー/方位計/ジャイロセンサー/近接センサー/照度センサー |
GPS | A-GPS/GLONASS |
防水/防塵 | IP68 |
CPUについては公式サイトに詳細な記載がないため、以下のアプリを使って調べました。
Atomの使用感
電話
検証用に音声SIMを契約しようと思うので後日更新します。
通信
無線LANは5GHz帯に対応しており、携帯回線もDSDVでSIM2枚ともVoLTE通信が可能、対応バンド数が多く日本以外でも世界各国で使えます。そしてトリプルキャリア対応と3万円未満の端末としてはかなり優秀です。
反応速度
いいですよ。Android 8.1にRAM 4GBでサクサク動きます。
些細なことですが、ホームボタンをタップしても反応がない場合があります。中心からちょっとずれた位置をタップしてしまうとダメみたいですが、この辺りはすぐに慣れると思います。
セキュリティ
一般的なパスコードやパターン認証に加え、顔認証、指紋認証があります。
顔認証、指紋認証は精度、反応速度ともに良いです。また、指紋認証はホームボタンの位置にあるので、わざわざ持ち替える必要がなく使いやすいです。
スリープからの復帰は指紋認証なら直接復帰できますが、顔認証では一度電源ボタンを押して画面を明るくする必要があります。
カメラ
室内で撮影した写真をiPhone8と比較すると、iPhoneの方がより実際に近い色の写真が撮れるように感じました。Atomは少し白みがかっているような印象を受けましたが、あくまでも比較した場合にわかる程度で、Atomの写真を単独で見た場合は、あまり気にならないと思います。
文字入力
Googleの「Gboard」というキーボードアプリがプリインストールされています。日本語はもちろん世界各国の言語が入力できるとのことで、日本語を入力する上でGboardで特に気になるところはありません。
ただ、画面サイズが小さいので入力ミスが多くなるのは覚悟した方が良いです。
特にQWERTYキーの場合、一つ一つのエリアが極小なので大変です。
パスワード入力の場合にQWERTYキーに固定されてしまう場合がありますが、3回失敗したらロックがかかるような場合は細心の注意を払って入力しないといけません。


英数字のタップエリアはかな入力の半分くらい
その他
①スクリーンショットはピュアAndroidと同様に電源+ボリュームの下ボタンの同時押しでできます。サイズが小さいので片手でも簡単に撮れます。
②日本語表示については中華フォントになってます。設定からは直せませんでした。
③PTTボタンという物理キーに任意のアプリ起動を割り当てることができます。私はWi-Fiのスイッチアプリを割り当てていますが、カメラやSNSなどよく使うアプリを割り当てることができて便利です。
④ZenFone Max Pro(M2)(ZB631KL)と比較すると、高さは半分、厚みは2倍、重さは3分の2というスペックになってますが、体感上は見た目よりずっしりと重さを感じます。

高さと幅の比較(vs ZenFone Max Pro(M2))

厚みの比較(vs ZenFone Max Pro(M2))
⑤バッテリーは2,000mAhと一般的なガラケーより容量が大きく、画面サイズが小さいためバッテリーもちの良さに期待していましたが、2日は持たないくらいな点がやや期待外れでした。ただ、1日はもつので、毎日充電することを考えればそこまで気にすることはありません。
⑥防水防塵に加えて耐衝撃にゴリラガラス搭載。壊したくないのでタフネスさの検証はしませんが、持った感じのごつさ周りにまとっているラバーから耐衝撃は期待できるのかなと思っています。
⑦Androidのバージョンアップは対象になるのかどうか不明ですが、期待はしないで待ってみます。
まとめ
UnihertzのATOMはもともとはクラウドファンディングで開発されたそうですが、大手メーカーにはない個性満点のスマホで技適も通っているので安心して日本で使えます。
用途を選ぶスマホですので、SNSだったり動画を観るには画面が小さすぎるので向いていません。
サブの電話として使ったり、防水、防塵、耐衝撃性能が良いのでアウトドアで使うのにおすすめのスマホになっています。
中華スマホ侮るべからず。日本のメーカーにもこんなスマホを出してくれる気概が欲しい。
一応中華スマホなので、セキュリティソフトのAVASTでスキャンをかけてみましたが変なアプリは見つからず。
ガジェット好きは持ってるだけで所有欲を満たせると思います。性能的にもDSDV対応でトリプルキャリア対応で3万円未満のモデルとしては十分なものとなっていますので、興味を持った方は是非使ってみてはいかがでしょうか。
購入可能店舗はAmazonのみとなっています。
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